何かを学ぶときに手にする本は文庫本
私が経営学を学んでいた時にもらったアドバイスの一つに、「何かを学び始めるときに手にする本は良くまとまっている文庫本でよい」があります。それまでは専門書や分厚いものに行きがちだったので、このアドバイスは意外でした。
でもよくよく自分の過去を振り返ると、専門書や分厚い本だとなかなか読み進めることができず、挫折しがちでした。特に経営学や金融の分野の書籍がそうでした。
先述のアドバイスの延長でおススメされた経営学の本が『これからの経営学』でした。経営戦略、人事育成、経営組織、マーケティング戦略などについて、経営学の著名な先生が、各専門分野のお題について端的にまとめています。この本をご覧になった後、興味がある分野については、その先生の書籍や文献を読み進めるとよいと思います。
金融の分野で言えば、専門的な本は完読できなかった苦い経験があるので、日本経済新聞社から出ている『やさしい株式投資』を読みました。
この本を読むメリットとして、株式の用語がわかってきます。株式は独自の用語が多いので、言っていることがまったくわからず頓挫することがありますが、用語を理解することで、つまづくことがなくするする読めるようになります。
また、株式投資の基本や、株式市場の仕組み、株式相場のいろはなどが書かれており、株式投資とは何かが理解でき、全体像が把握できます。
まずは基本を理解して応用に行くというのが、つまるところ王道路線だと思います。