友だちとの距離感がいい塩梅です
久しぶりに学生時代の友達に会いました。彼女とは会えなくても定期的に連絡をとっているのですぐに会話がスタートしますし、近すぎるわけでも遠すぎるわけでもない距離感が程よくて、一緒にいて居心地がいいです。
若い頃の友だち関係は、相手に期待をしすぎたり、距離が近すぎるあまりけんかして急に遠ざかったりして、なかなかいい塩梅の距離感が掴めず、難しかったように思います。
でも、近年友だちとの距離感がいい塩梅になったのには『友だち幻想』の影響があるんだろうと思います。劇的な変化ではないですが、年々じわりと効いてきています。
とくにこの部分は目が覚めました。そしてこの本のコアな部分を説明していると思います。
この人は自分にとって信頼できる他者だと思える人を見つけることが絶対必要。
しかし他者なのだから、決して自分のことを丸ごと全て受け入れてくれるわけではないことをしっかり理解する。
自分というものをすべて受け入れてくれる友達は幻想。
当たり前といわれればそうですが「友だちだから理解してくれるはず…」と期待してできてなかったりします。この本はそんな幻想を優しく訂正してくれます。心を穏やかにしてくれる良書です。
おかげで幻想を持たなくなり、信頼できる友だちとよい距離感を保つことができるようになってきてます。これが大人になっているということなのかもしれません。