Well-being blog

豊かな生活をおくるために役立つ情報発信を目指します。

テレワークに続き、次はワーケーションです

f:id:LifeisBeautiful:20200727184221j:plain

昨日の働き方の記事に関連しますが、菅官房長官が「ワーケーション」を推進されていますね。日本はインバウンドや観光業で経済を活性化していくもくろみだったので、日本政府にとって観光事業の回復は重要度が相当高いと伺えます。

ワーケーションとは、コトバンクで次のように説明されています。

《work(ワーク)+vacation(バケーション)からの造語》休暇中、特に旅行先でテレワークを行うこと。
[補説]従来のテレワークは、自宅やレンタルオフィスなど特定の場所で、時間を決めて行うのが原則とされていたが、ワーケーションではその制約をなくし、長期休暇の旅行先でのテレワークも、勤務と認められる。

働く側にとっても、自由度が高いですね。

一方、企業はどうでしょう。テレワーク同様、外部環境が急速に変化し、慌てる企業もあるかと思います。例えば、業務内容が明確なジョブ型であれば、ワーケーションで働く場所が変わっても働く人達にはさほど影響がないかもしれませんが、仕事をみんなで行うメンバーシップ型は、チームで仕事を分担する時や確認する時に、都度対話が必要となり、負担が大きそうです。

実際メンバーシップ制から業務内容が明確なジョブ型へと舵を切っている上場企業も出てきました。国が多様な働き方を推奨する中、企業がどう組織をマネジメントしていくのか、経営層の組織戦略に期待したいところです。

組織戦略というと難しくなりがちですが、沼上幹先生の組織戦略の考え方---企業経営の健全性のために』には、「フリーライダー理論」や「組織の腐敗」など実社会でも見受けられることがわかりやすくかつ面白く描かれています。