Well-being blog

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科学的な思考を取り入れること

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新聞(日本経済新聞)のオピニオンのページで面白い記事を見つけました。

 

エコノミスト誌は各国のコロナ対応を4段階で評価した(6月中旬)

日本はまあまあの「可」です。筆者は、その理由についてこのように推測しています。

日本は感染者数が世界に比べて低く抑えられたにもかかわらず、政府のコロナ対応での評価があまり芳しくない。その理由の一端も、政治が科学をうまく取り入れていないからのように見える

「科学を上手く取り入れていない」―私がここ数か月もやもやしていたことを言語化してくれました。職場でも日常的に感じてはいましたが、コロナ禍で政府が説明する場面をよく見かける際、もっとデータを使った分析や考察があるといいなと思っていました。

コロナ禍のような非常事態の政策決定には科学的思考がとても重要になる。未来の危機の前では誰も正解を持たない。間違うこともあるだろう。その時正しい方向への修正を可能にするのは客観的なデータと分析だけ。後から検証する際にも必要になる。論理性や合理性、透明性に基づく科学は、本来は民主主義と相性が良いはずだ。

現に「優」となったドイツは、「物理学者であるメルケル首相自らが政治と科学との「架け橋」となり、社会に政策をわかりやすく伝えた」そうです。

そして筆者は、政治と科学がともに最適解を探る「科学リテラシー」をあげる必要性を説いています。

 

生活者側も「科学リテラシー」をあげる必要がでてきますが、「科学」となると広すぎて何を知っておけばいい?ということになります。ここからは一個人の考えになりますが、一つ効果的なのは統計学だと思います。統計学は様々な領域で使われる汎用性のある学問ですが、毎日の生活にも役に立ちます。

私はMBA統計学を学びました。まだまだ統計を語れるレベルではありませんが、統計を理解しておくと、データや数値に基づいて判断する癖がつき論理的な判断が可能になります。またデータや数値が信頼性のあるものかどうか勘所が働きます。

 

漫画の本などを用いて統計学に慣れ親しむのもよい方法です。私は下記の本を2回読みました。